当院の治療について

大きな穴の虫歯でも、神経まで行っていないか、神経の ごく一部がやられているだけの場合は、3-MIX-MP 療法により、神経を取らずに残すことができます。　山田歯科では、抜髄( 歯の神経を取る処置 )は、年に数例です。多くの歯の神経を残せています。

欠点 : それ程多くは ありませんが、処置後 痛みが出ることがあります。

歯や歯根( 歯の根っこ )に ひび割れが生じている場合、その部分を消毒し、スーパーボンドという接着性のセメントで接着して元通り使用するという治療をします。その後の経過が悪く、抜歯になることもありますが、最初から歯を助ける治療を何もしないで抜歯するよりは、出来るだけのことをして、それでもダメな場合、初めて抜歯する様にしたいと考えます。

欠点 : 多くはありませんが、処置後、歯の周りで炎症を起こし、腫れて痛みが出ることがあります。

根っこだけになってしまった歯は、治療しても その後の経過が良くないからと、他院では抜歯されてしまうことが多い様に感じられますが、山田歯科では、感染症( 細菌により引き起こされる病気 )と とらえ、それに合った根管治療( 根っこの中の細菌を除去し、薬を詰める )を行い、その後のコア( 歯の土台、根っこだけの歯の頭の部分を人工的に作るもの )にもスーパーボンドを併用し、歯根を補強し接着性を増す様にして、できるだけ、自分の歯の根っこを残し、有効利用する様にしています。

欠点 : 冠を入れた後、コア( 土台 )ごと冠が はずれることがある。たまに、歯の根が割れたり、ひび割れたりすることがあります。

山田歯科での治療は、歯がある人の場合、徹底して 歯茎の治療　( 歯周病、シソーノーロー治療 )と同時に、かみ合わせの調整を細かく行っていきます。

歯周病で ぐらぐらになった歯は、すぐに抜かれてしまうことが多い様ですが、当院では、ぐらぐらの度合いにも よりますが、歯の固定とお口の中全体の細かい かみ合わせの調整を何度も行い、必要ならば薬剤による歯周病菌の除菌療法も併用し、できるだけ歯を抜かずに残す様にしています。
今、その歯が ぐらぐらしているから抜歯するのではなく、 なぜぐらぐらになったのか、その原因を考え対処して行く。それが本当の治療だと考えます。　
1本の歯を助ける為に できるだけのことをします。もし、その歯を抜いた場合、その後の治療が固定式のブリッジで済むのか、取り外し式の部分入れ歯になるのかを分ける様な 重要な歯の場合は、できるだけ残すように努め、入れ歯を入れるのは できるだけ先延ばしにする様にします。( Key Teeth キー・ティースの保存 )

欠点 : 稀に、固定した歯の周りで一時的な炎症を起こし、腫れて痛みが出ることがあります。

歯周病と糖尿病は密接な関係にあります。歯周病が悪化すると糖尿病も悪化し、また逆に糖尿病が悪化すると歯周病も悪化します。歯周病をきちんと治療すれば、糖尿病が改善されることが報告されています。
当院においても HbA1c（ヘモグロビンエーワンシー）の値が2％程度改善された例があります。